中学受験戦略家・家庭教師Fantasista(ファンタジスタ)です。
今回は、前回に引き続き、勉強(や仕事)と【巧遅】&【拙速】に関するコラムです。
とある大学で、就職活動の一般常識やSPI対策の講座を担当しています。
その回で扱う単元の解説をした後に、問題を解いてもらいます。その際に制限時間を設けて解いてもらうのですが、5分に設定した問題で、まだ半分までしかいけていない学生が多数。
その学生たちの解いている様子を見ると、
ページをめくる
→解説ページを見る
→答えを書く
→またページをめくる
→解説ページを見る
→答えを書く
→またまたページを‥‥の繰り返しでした。
全ての解答欄を一生懸命埋めようとしていたのでした。
設定している制限時間には、全く気に懸けず‥。
要するに、彼ら彼女らは「制限時間内に終わらせること」よりも、「解答欄を全て埋めること」を優先しているのです。
もし、これをテストや試験でやっていたら、どうなるでしょうか。
「あーっ、最後まで解けなかったーっ」
「あれ、最後の方に簡単な問題があった!」
「分からない問題、飛ばせばよかった‥」
と、後悔することになってしまいます。
解答欄に正しい答えを書くことだけに必死になっていると、もしテストや試験であれば、取れるはずの得点を取り逃してしまう事態にもなるのです。普段の勉強であっても、積み上げられるはずの経験値も積めなくなってしまいます。
(特に勉強中に「正しい答えを書くことだけ」に集中しすぎてしまうと、成績が上がらないこともあります。これについては、また機会を設けてお伝えします。)
テストでも、試験でも、また普段の勉強や仕事でも、まずは【拙く】ても【速く】進めて終わりまでたどり着くことです。
その後に時間があれば、見直しや修正をしたり、考え方を身につけたりしましょう。
【写真】先日、勉強会で頂いたランチ。グルテンフリーで、有機野菜を使ったランチです。カレー好きには、発酵有機玄米とバターチキンカレーは最高でした!
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