中学受験戦略家・家庭教師Fantasista(ファンタジスタ)です。
今回は、勉強(や仕事)と【巧遅】&【拙速】に関するコラムです。
先ずは、漢字の勉強です。【巧遅】と【稚拙】の言葉の読みと意味を確認しましょう。
【巧遅】は「こうち」と読みます。意味は「出来上がりは完璧だけれども仕上がりは遅いこと」。
一方、【拙速】は「せっそく」と読みます。意味は「出来上がりはイマイチだけど速い仕上がりのこと」です。
では、【巧遅】と【拙速】、勉強をする際にどちらを優先するべきでしょうか。
結論から言うと、もちろん状況にもよりますが、【拙速】を優先して勉強をするべきだと思います。
理由は簡単で、問題を多く解いた方が有利だからです。つまり、「解いた問題の数=経験値」と思ってください。
解いた問題は、そのまま経験になります。解いた1問から、出題のされ方、解法とそのポイント、解答などなど、さまざまな情報を手に入れることができます。
「分からないけど考える」
「きっと答えを思い出せるはず」
「時間をかけて考えないといけない」
「答えは見てはいけない」
「自分で解かないと意味がない」
などなどと思って、問題とにらめっこ。これでは、いつまでたっても先には進められません。
考えている間に、一体、何問の問題が解けたことでしょうか。「問題数=経験値」積み増すことができません。得られるはずだった情報や知識を頭に残すことができなくなります。
そういうことで、できなければ「後で確認、次に行く!」つもりで取り組んでいきましょう。
(ちなみに、ただやたらに問題を解くだけではダメです、必ずマルつけや見直しはしてくださいね。)
【写真】梅雨入り前に木曽川河川敷で遊ぶスタッフたち。
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